齢を重ねてくると近くのものが見えにくくなってのけぞって新聞を読んでしまうなんてことになります。
近いところが見えないというのはかなり不便で、運転などには支障がありませんが、本の文字が見えない、字が書きにくいなど、生活に支障をきたすことが多いため、老環境をかけるようになります。

レーシックは近視や乱視などに行う施術で、老眼には施術できないといわれてきました。
現在は老眼に対するレーシックが可能となっています。
ただ、通常近視に行うタイプは別で、マルチゾーンレーシックやモノビジョンレーシックと呼ばれる方法です。
レーシック以外にもレインドロップという方法やアキュフォーカスリング、多焦点眼内レンズなどの老眼治療があります。

モノビジョンレーシックは、目の左右の視力に差をつけて焦点を合わせるという特殊なレーシックです。
片目は遠くを見やすいように、もう片方は近くを見やすいようにと視力に差をつけて仕上げます。
慣れないうちは左右の見え方が全く違うので違和感がありますが、慣れてくると上手に遠近を見ることができるようになります。

マルチゾーンレーシックは通常のタイプとは違い、特殊なレーザーで照射パターンを変えることによって遠近両用の効果を出すという方法です。
こちらの場合、近視の人には対応できず、遠視の方のみ、施術可能です。

レーシック以外には小さく透明なレンズを角膜に挿入し角膜そのものの形状を変化させることによって近いところを見やすくするレインドロップという方法や、黒く小さいレンズを角膜内に挿入しその黒いレンズによっておこるピンホール効果を利用して近くを見やすくするというアキュフォーカスリングという方法、そして、水晶体の代わりになる多焦点眼内レンズを目に挿入し、近くも遠くもうまく見えるように調整するという方法があります。
老眼の場合は視力が不安定になっていることも多いので、レーシック施術前にはしっかり医師と相談し、施術に望むようにしましょう。
レーシックで視力が回復するまでの日数についての記事も興味深いです。